こんにちは、べおろうです!🍗
前回の記事(総摂取カロリーと消費カロリー)で、体重を動かすのはカロリー収支だという話をしました。ただ、同じ1,800kcalでも「何から摂ったか」で体の変わり方はまるで違います。菓子パン3個の1,800kcalと、バランスのとれた食事の1,800kcal。体重の減り方は似ていても、減っていく中身(脂肪か筋肉か)と、途中の空腹感がまったく別物になります。
そこで登場するのがPFCバランスです。この記事では、自分の数字の出し方から、日々の食事への落とし込み方までを一気に整理します。
💗 💗 PFCと聞くと上級者向けに思えますが、やることは「たんぱく質を決める → 脂質を決める → 残りを糖質にする」という3ステップだけです。この順番さえ守れば、細かい計算ができなくても大きくは外しません。
📝 この記事でわかること
- 🥩 PFCとは何か、なぜ順番が大事なのか
- 🔢 自分のPFC目標を3ステップで出す方法
- 🍭 食材ごとの目安量の早見表
- 🍱 1日の献立への落とし込み例
- ⚠️ やりがちな3つの失敗
🥩 PFCバランスとは何か
PFCは、三大栄養素の頭文字をとったものです。
| 栄養素 | 1gあたり | 主なはたらき |
|---|---|---|
| P:たんぱく質 | 4kcal | 筋肉・内臓・髪・肌の材料。減量中に最も削ってはいけない |
| F:脂質 | 9kcal | ホルモンの材料、細胞膜の構成。少なすぎても不調を招く |
| C:炭水化物 | 4kcal | 体と脳の主なエネルギー源。活動量に応じて調整する枠 |
注目すべきは脂質だけ1gあたり9kcalと倍以上だという点です。見た目の量が少なくてもカロリーは大きく、揚げ物やドレッシングで一気に跳ね上がります。逆に言えば、脂質を意識するだけでカロリーは自然と下がるということでもあります。
また、たんぱく質は消化のときに使われるエネルギーが三大栄養素の中で最も大きいことが知られています。同じカロリーを摂っても、たんぱく質の割合が高いほうが体に残りにくく、さらに腹もちも良い。減量期にたんぱく質を優先する理由はここにあります。
💡 よく使われる目安はP:F:C = 3:2:5あたりです。ただしこれは出発点にすぎません。次のセクションで、自分の体重をもとにした数字を出していきましょう。
🔢 自分の目標値を3ステップで出す
前回の記事で出した1日の摂取カロリー目標を用意してください。ここでは例として体重70kg・目標2,000kcalで計算していきます。
ステップ1:たんぱく質を先に決める
体重1kgあたり1.2〜1.6gを目安にします。70kgなら84〜112g。ここでは100gとしましょう。100g × 4kcal = 400kcal がたんぱく質の枠です。
ステップ2:脂質を決める
総カロリーの20〜25%程度が目安です。2,000kcalの25%なら500kcal。500 ÷ 9 = 約55g。これより極端に減らすとホルモンバランスや肌の調子に影響が出ることがあります。
ステップ3:残りを炭水化物にあてる
2,000 −(400+500)= 1,100kcal。1,100 ÷ 4 = 275g が炭水化物の枠です。ごはん1杯(150g)が約55gなので、1日5杯分に相当します。
- ① P(たんぱく質):体重×1.2〜1.6g を最優先で確保
- ② F(脂質):総カロリーの20〜25%。下げすぎない
- ③ C(炭水化物):残り全部。活動量が多い日は増やしてよい
⚠️ 脂質を10%以下まで削る、炭水化物をゼロにするといった極端な配分は避けてください。短期的には体重が落ちても、体調不良や強い反動につながりやすく、続きません。「削る」のではなく「配分し直す」という感覚が大切です。
🗣️ 現場で実感したこと(べおろうの体験)
自衛隊時代は、とにかく量を食べることが求められる環境でした。退職して減量を意識したとき、最初にやったのが「ごはんを半分にする」。ところが力は出ないのに体重も減らず、原因はたんぱく質不足でした。炭水化物を戻して肉・魚・卵を増やしたら、逆に体重が落ちはじめたんです。削る場所を間違えると、努力がそのまま無駄になると痛感しました。
🍭 食材別の目安量早見表
グラム数を言われてもピンと来ないと思うので、身近な食材に換算しておきます。
| 食材 | めやす量 | たんぱく質 |
|---|---|---|
| 鶏むね肉(皮なし) | 100g | 約23g |
| 卵 | 1個 | 約6g |
| 納豆 | 1パック | 約8g |
| 絹ごし豆腐 | 150g | 約8g |
| 鮭の切り身 | 1切れ | 約20g |
| ギリシャヨーグルト | 100g | 約10g |
体重70kgで1日100gのたんぱく質なら、朝に卵2個と納豆、昼に鶏むね100g、夜に鮭1切れと豆腐で、おおよそ届く計算になります。特別な食材は要りません。
食事だけで足りない日は、プロテインで補うのも現実的な選択です。選び方はプロテインの選び方と飲むタイミングにまとめています。
💡 1食あたり20〜30gに分けて摂ると、体が使いやすいと言われています。夜にまとめて100gではなく、3食に散らすのがコツです。
🍱 1日の献立に落とし込む
数字を献立に変えると、こんなイメージになります(体重70kg・2,000kcalの例)。
| 食事 | メニュー例 | ねらい |
|---|---|---|
| 朝 | ごはん1杯・納豆・卵2個・味噌汁 | たんぱく質20g前後を朝に確保する |
| 昼 | ごはん1.5杯・鶏むね100g・野菜炒め | 昼は活動量が多いので炭水化物を多めに |
| 夜 | ごはん0.5杯・鮭1切れ・豆腐・野菜 | 夜は炭水化物を控え、たんぱく質は維持 |
| 間食 | ヨーグルト・ナッツ少量 | 不足しがちなたんぱく質を補う枠 |
ポイントは炭水化物を「減らす」のではなく「活動する時間帯に寄せる」ことです。朝と昼にしっかり入れ、夜だけ控える。これだけで総量は自然に下がり、日中のパフォーマンスも落ちません。食べる順番を工夫するとさらに効果的なので、食べる順番ダイエットも参考にしてください。
⚠️ やりがちな3つの失敗
✅ うまくいく組み立て
- たんぱく質から先に決める
- 脂質は20〜25%を守る
- 炭水化物は活動時間帯に寄せる
- 1週間の平均で判断する
⚠️ つまずく組み立て
- 炭水化物だけを極端に減らす
- 脂質をゼロに近づける
- たんぱく質をプロテインだけに頼る
- 1食ごとに完璧を求める
とくに多いのが3つ目です。プロテインは便利ですが、食事から摂れば同時にビタミンやミネラルも入ってきます。あくまで足りない分を埋める道具と考えてください。
そしてもうひとつ。PFCを完璧に合わせようとして疲れてしまう人が本当に多いです。毎食きっちり計算する必要はありません。「たんぱく質は足りているか」だけ毎日確認し、あとは週単位で見る。これくらいの精度でも、体はちゃんと応えてくれます。
❓ PFCは毎食計算しないとダメですか?
💬 その必要はありません。最初の1週間だけ記録して感覚をつかめば、あとは「たんぱく質が足りているか」だけ意識すれば十分です。
❓ 炭水化物を抜けば早く痩せますか?
💬 初期は水分が抜けて体重が落ちますが、脂肪が減ったわけではありません。力が出ず、反動も大きいため、活動量に応じて調整するほうが結果的に続きます。
❓ たんぱく質は多ければ多いほどいいですか?
💬 体重1kgあたり2gを超えて摂っても、上乗せの効果は限定的とされています。腎臓に疾患のある方は摂取量について必ず医師に確認してください。
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まとめ
- 同じカロリーでもPFCの配分で減る中身が変わる
- 決める順番はたんぱく質 → 脂質 → 残りを炭水化物
- Pは体重×1.2〜1.6g、Fは総カロリーの20〜25%が目安
- 炭水化物は減らすより活動する時間帯に寄せる
- 完璧を目指さず、たんぱく質だけ毎日確認すれば十分
🥩 まずは今日の食事で、たんぱく質が何グラム摂れているか数えてみてください。多くの人が「思ったより全然足りていない」と驚くはずです!
📋 この記事を書いた人:べおろう
🎖️ 元陸上自衛隊員(9年・班長経験)|🧶 現役の即応予備自衛官|🚑 現役介護士(夕勤・夜勤ありのシフト勤務)|⚖️ 17歳で103kgから減量
医師・管理栄養士などの資格を持つ専門家ではありません。自身の減量経験と、体を使う仕事の現場で実感したことをもとに、忙しい人でも続けられる方法を書いています。▶ 詳しいプロフィールはこちら
⚠️ 本記事は一般的な健康・ダイエット情報の紹介であり、医学的診断・治療を目的としたものではありません。紹介している数値はあくまで目安で、個人差があります。極端な糖質制限や脂質制限は体調を損なうおそれがあります。持病のある方・通院中の方・妊娠中や授乳中の方・成長期の方は、必ず医師や管理栄養士にご相談ください。
ここまで読んでくれてありがとうございます。明日からの小さな一歩を、いっしょに積み重ねていきましょう。べおろう💪

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